Topic
金属洋食器の
脳波測定による使い心地
スプーン/フォークの使い心地の良さが、
最大6.0倍も違うことを脳波で証明
最大6.0倍も違うことを脳波で証明
当社が抱える課題
1918年より100年以上ナイフ・フォーク・スプーン類を造り続けている当社は、
製品の品質の良さを使い手に分かり易く伝えきれないことを長年の課題としており、
それを客観的なデータで表す方法を模索してきました。
産学公官金連携の取組み
この課題解決に向け、株式会社第四北越銀行より産学連携の仕組みを活用する助言を受け、
長岡技術科学大学より中川教授の「脳波測定による感性フラクタル次元解析手法」が
有効な手段であると提言を頂きました。
実験・計測・分析の支援を仰ぐため、
当社の地元にある燕三条地場産業振興センターから協力を得たことに加え、
燕市からも本件取組みに対して支援を頂きました。
脳波測定実験内容と結果
当社が製造する金属洋食器の品質と、市場で広く販売されている一般的な金属洋食器の品質との違いを、
口抜け・金属臭・さし心地などの観点から、
感性フラクタル次元解析手法(脳波から快感・不快感の感性を測定、分析し、定量化する手法)で検証するという、
金属洋食器では初めての試みを行いました。
その結果、スプーン/フォークの使い心地の良さが、最大6.0倍も違うことが証明されました。
測定結果と今後の活用
この度の検証によって、
使用した際の心地良さを定量的に表すことが出来ました。
使い心地の違いを世界中へアピールすることで日本製(燕製)品質の優位性を伝えることができ、
日本製の新しいスタンダードを作り上げることができると確信しております。